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乳歯が生えてくると、
「うちの子は大丈夫かしら?」
と考えてしまうのが歯並びではないでしょうか。
普通の矯正治療ではこの原因に対するアプローチがなされず、便宜的に歯を抜くなどの処置で対応してきました。つまり対症療法が行われてきたわけです。
それに対して、小児矯正(歯列育形成)とは従来の矯正治療では治すことのできなかった「アゴの拡大」をすることにより、この大本の原因を治す原因療法です。
対症療法より原因療法の方がいいのは明らかで、このことにより、抜歯をする可能性がかなり下がりました。
小児矯正(歯列育形成)の具体的な治療方法
1)「スケルトン」と呼ばれる固定式の装置または、「プレート」と呼ばれる取り外し式の装置をお口の中の歯の裏側に入れるだけです。
2)その装置にはスクリューが付いており、それを拡大することによってアゴが大きくなり、永久歯の生えるスペースが確保されます。
3)来院間隔は1 ヵ月に1度です。(拡大が進むにつれて、来院間隔は開きます。
4)開始年齢は4~7 才くらいが最適です。10 才を過ぎると個人差はありますが、アゴの拡大が難しくなるため、普通矯正の適用になるかもしれません。
5)拡大期間は身体の成長期に合わせて(通常10 才前後まで)行われますが、矯正自体は、永久歯が生えそろうまで(12 才前後)フォローします。
また必要があれば、短期間ですがワイヤーでの矯正(第2 期治療)を行うことでよりきれいな歯並びや、かみ合わせを整えることもできます。
◎アゴは横と後ろに大きくなりますので、拡大しても決して出っ歯にはなりません。
◎この方法は、生物学的にも全く無理がなく、最も理にかなった方法です。
◎お子さんは驚くほど順応性が高いため、装置にもすぐ慣れます。
よい歯ならびになるまで(小児矯正治療手順)
1) 初診
簡単な検査を行います。はじめての歯科医院では、お子さんもお父さん、お母さんも不安でいっぱい。初日は、現状を簡単に把握するために、お口の中をみたり、簡単にできる検査のみを行います。また、お子さんや家族の方の疑問や心配点を伺います。(保険診療)
2) 無料相談
前回の検査をもとに、矯正の概要のご説明(20 分程度)
※1.2.は同日に行うことも可能です(あらかじめ予約が必要)
3) 歯ならび・かみ合わせの資料作成
相談後興味のある方に精密検査。無料相談でさらに矯正に興味が持った場合、本格的な治療計画を立てるための資料を作成するために、歯型とり、レントゲン撮影、お口やお顔の写真撮影などの精密検査を行います。(精密検査診断費用\52,500)
4) 治療計画・説明・契約
精密検査の結果をもとに、詳しい説明・相談あらゆる面で納得して治療が開始できるよう説明し、ご理解いただいてから治療契約を行い、お支払方法のご相談をします。
5) 事前準備
むし歯など治療の必要があるものは、この段階で治療を行います。歯科治療に慣れないお子さんは、歯みがき指導や、歯科医院に慣れるためのトレーニングを行います。
6) 装置作成準備
お口のクリーニングを行い、装置を作るための型をとります。
7) 装置装着
お口の中に装置をつけ、いよいよ治療開始!!矯正装置が付いたら、お子さん自身が装置に慣れるよう、装置の説明や取扱い・注意事項を話し、歯みがき指導をいたします。
8) 定期診断・調整
基本的には1ヵ月に1度の来院、必要に応じて予防処置も並行して行います。基本的には子供の歯がすべて大人の歯に生え変わるまでフォローしていきます。
9) 第1期治療判定
診断を行い、保定(後戻り防止)へ移行 又は、第2期治療へ移行。第1期治療としての役割が終了したら(永久歯が生えそろうためのめどがつく段階または症例によってはもう少し早い段階で)、治療結果の診断を行い、矯正を終了させ保定(後戻り防止の装置リテーナーを作成)を行うか、矯正のステップアップ(第2 期治療)を行う必要があるかをご相談します。