勤務医時代(1)
卒後すぐに勤務させていただいた医院は新潟県の非常に大きな医療法人徳真会でした。
全国に診療所が当時でも30軒ほどあり、大きな医院では一日に来院される患者様の数も120名をこえました。一日でも早く歯科医師として基本的な技術を身に付けるべく、徳真会の門を叩きました。
卒後すぐの私に担当させていただける処置内容は簡単なものばかりでしたが、それでも最初から非常に数多くの患者様を治療させていただきました。
私を指導して下さった内田先生は当時卒後10年目で根管治療を得意とされていました。矯正、インプラントもすべて対応できるドクターで私の尊敬する歯科医師のひとりです。先生はご自身の担当の患者様が多くいらっしゃるにもかかわらず、私のチェックを一年間しっかりしてくださいました。
診断と技術はどちらが欠けたとしても患者様を治すことができません。新潟の医院において、勉強させていただいた2年半で数多くの患者様を毎日治療させて頂きました。
歯科治療技術の基本的な部分をかなり入念に勉強させていただけたと思っています。