設計士 吉田利夫
1984年にタカラスペースデザイン株式会社入社
22年ほど美容室と理容室の設計を経験し、2006年から歯科医院の設計をメインに担当する事になり、このたび木崎歯科醫院の開業に携わる事になりました。
2013年1月9日に初めて現地を確認し、1月17日にファーストプラン提示数回のプラン修正を加え、2月中旬に実施設計に入り、4月24日地鎮祭という非常にタイトなスケジュールの中、工事が始まり現在は11月の開業に向け現場監理の終盤でクライアントと創り上げて来たものが着実に完成に向かっています。
設計者として建築設計であれ内装設計であれ設計者の自己満足で有っては成らないと思っています。
例えば美術館のように無駄の無いシンプルな空間は見た目に美しく私も好きだが、歯科医院やサロン(美容室等)では治療や髪を切るといった行動がその空間にあり、その行動に必要な機器や道具が必要になる。
機器や道具を排除してしまえばスッキリとした空間に成るが当然の事ながら診療やサロンの営業は成り立たない、クライアントの多くは作業性の効率化から手元に設置したがるのが現実で、設計者としては隠してしまいたいという願望のなかクライアントと打合せを重ね調整していくことで一軒一軒異なる特長の有る医院やサロンを造ることができると思います。
最後に建物づくりに関する考え方としてクライアントの立場に立った上、この空間に関わる患者やお客さんや従業員、多くの人が満足できるように機能・品質・デザイン等の付加価値を加え建築を介して事業に協力させて頂こうと思っています。
タカラスペースデザイン株式会社
吉田 利夫